こんにちは‼️
1990年代が青春時代
サプリソムリエ宮下です。
これまでも書いてきたように
ビタミンDは今世界一注目されていると言っても良い栄養素で。
かつては
『骨に良い栄養素』
ということのみが注目されていましたが
今では免疫や
メンタルの健康、腸内環境など
様々な面に大きな影響があることがわかっていて
万能ビタミン
長寿ビタミン
スーパービタミン
などと呼ばれている成分です。
しかし、
日本人は全然足りていない
とされています。
上の図は国の定める
最低限度の目安量に対して
食事がどれぐらい足りてるかを示したものですが
実はビタミンDに関しては
食事量よりも体内にどれぐらいあるかの方が大事で。
⬆️ビタミンDが足りてるかどうかは血液検査でわかります
昨年発表された
東京慈恵会医科大学の研究によると、なんと
日本人の98%がビタミンD不足
という衝撃的な結果になっていました。
ビタミンDはかつて
手のひらを日光に5分当てれば大丈夫👍
と言われていましたが
その後どんどん研究が進み
海外では
ビタミンD専門の博士が出たり
ビタミンDを測る技術などが進んできて
本当にきっちり調べてみたら
意外にビタミンD作るの難しいよ💦
ということがわかってきた栄養素なんです。
そんなビタミンDを作る条件。
前回は
環境で変わる要因
を書きましたが。
今回は
個人差による要因
を書いていきます。
環境とは別に。
ビタミンDは
同じ環境・同じ紫外線量でも
その人その人で作れる量が変わります。
その原因は以下の5つ。
✅日焼け止め
✅色黒度
✅年齢
✅体重
✅服の量
1つずつ見ていきます。
日焼け止めって大体ラベルに
SPF◯◯
って書いてありますよね?
あれ、ざっくり言えば
その人その人が
日焼けするまでの時間を
◯◯倍のばせますよー
(遅らせますよ)という意味。
日本人が日焼けするまでの
平均が約20分。
例えばSPF30だと
20×30=600分=10時間
お肌が弱くて
日焼けするまでの時間が10分の人だと
10×30=300分=5時間
このぐらいの時間は
日焼けのダメージを軽減しますよ
という意味。
ここまでは女性や
化粧品に詳しい方は
ご存知の方もいらっしゃると思いますが
実は日焼け止めは
ビタミンDを作るのに必要な
紫外線のB波をカットする力が特に強く。
ビタミンDのできる量は
SPF 8で 92%減。
SPF 15で 99%減。
SPF8とか15って
日焼け止めじゃなくて
ただの化粧品でもその効果があるようなので
厚化粧の人は
顔でビタミンDが作れないんです‼️
というより
日焼け止めを
顔・腕・足など
出ている部分全部に塗る方はビタミンDが全く作れない
と言っても良いと思います💦
ただ。
日焼け止めを塗らないと
将来的にシミになったりする不安もありますよね?
これはビタミンDの専門家も理解していて
お出かけ前に日焼けしない程度
全身で日光を浴びて
一度家に帰って
日焼け止めを塗って出かければ
大丈夫です☝🏻
と言ってくださってます😊
お出かけ前に
そんな時間ないわ😣
肌の色が薄ければ薄いほど
紫外線の影響を強く受け
少しの紫外線でビタミンDを多く作れます。
同じ時間・同じ場所で
同じ紫外線を浴びても
黒人さんは白人さんの
最悪10分の1しかビタミンDが作れない
こともあるんです。
昔はうまいことできていて。
紫外線の強い地域には
そのダメージを受けにくい
色の濃い人が。
北の方の紫外線が弱い地方には
効率よくビタミンDを作れる
色の薄い人が。
それぞれ進化して住んでいました。
⬆️元々その地域に住んでいた方の肌の色の分布図
でも、現代のように
飛行機や船でいろいろなところに
移動できるようになり。
例えば白人さんがオーストラリアに。
黒人さんがアメリカに。
それぞれ移住し始めると
おかしなことが起こり始めました。
オーストラリアは皮膚ガンの率が高いことで有名ですが
上の地図でわかるように
元々紫外線のキツい地域で
肌が黒い人ばかりが住んでいたのに
そこに白人さんが移住して
無理が出た結果が皮膚ガンの増加です。
逆に
アフリカ系アメリカ人(黒人)は
ビタミンD不足の人がめちゃくちゃ多い
というデータもあり。
コロナ禍の初期に
アメリカの犠牲者に黒人が多い
と言われていたのは
このビタミンD不足も原因の1つとされています。
食べ物は地産地消が良い
と言われますが
紫外線こそそういうものだということです。
ちなみに日本人でも
元々色黒の人や
一気に日焼けして真っ黒になった人は
ビタミンDを作りにくかったりします。
ビタミンDの専門家は
こう言います。
日焼けしない程度に
日光を浴びるのがベスト😊
それができたら苦労せんわ‼️
例えば
グルコサミンやコラーゲンなど
年齢を重ねると自分で作れなくなるから補いましょう☝🏻
とCMしてる成分は多いですが。
(それがサプリで本当に補えるかどうかは別にして)
実は
ビタミンDも
歳をとると日光を浴びても
作れる量が減ってしまいます😣
また、別の研究では
ご年配の方は皮膚ガンを恐れたり
外に出るのがおっくうだったりで
そもそも
若い方より日光を浴びる量が少ない
とされています。
これがビタミンD不足による
✅骨粗しょう症
✅皮膚ガン以外のガン
✅認知症
などを招いている可能性も
食べ物から摂るビタミンDの吸収率は
年齢でそこまで大きな変化がないので
外に出る回数を増やしつつ
ビタミンDを食事からしっかり摂るべきと思います。
ビタミンDは脂溶性といって
油に溶ける性質を持っています。
体脂肪の多い方は
脂肪細胞がビタミンDを吸収してしまい。
本当にビタミンDを必要としている
全身の器官や細胞に届かなくなってしまいます。
ある研究によると
同じ量の紫外線を浴びても
肥満の人はやせている人の
57%も血中のビタミンD濃度が低くなっていました。
(=使えるビタミンDが少なかった)
つまり。
『デブ』=D不足
の略だったんです。
でーぶそく…
僕たち人間は
元々スッポンポンのお猿さんでした。
進化の過程でちょっとずつ
服を着るようになりましたが
ビタミンDを作る機能は
本来スッポンポンの状態を基準にしていて
服を着るとその分
ビタミンDを作るために必要な日光がカットされてしまいます。
最近は紫外線の害ばかりが注目されてしまい
春先からフルガードの女性も多いですしね。
僕は言いたい。
ビタミンD不足になってきた現代こそ。
暖かくなったら
女性は薄着であるべきだ‼️
と。
僕の青春時代である
90年代なんて
キャミソール1枚で
女性がそこら歩いてたんですよ⁉️
あの頃は良かった💔
ビタミンDの話ですよ?
でも当時は
日光浴の重要性をこじらせた人もいましたね。
こうなると色黒になりすぎて
ビタミンDは作りにくいですね。
狙いは良かったですが、惜しかったです。。
美白は保ちたいけど
ビタミンDも作りたい。
そんな美容にも健康にも
意識の高い方は
適度にUVケアしながら
食事だけでなくサプリからも
しっかりビタミンDを摂る
のが1つの手ではないでしょうか😊