こんにちは‼️
サプリソムリエ宮下です。
今日は前回お話しした
代表的な皮膚常在菌についての続き。
僕たちの皮膚の上に住んでいる大切な仲間
皮膚常在菌。
その中でも特にお肌の状態に
大きな影響を与えるのは
この3種類。
前回はこの中で
特に人間にとって最高の働きをしてくれる
善玉菌(表皮ブドウ球菌)
についてお話しさせていただきました。
こちらの菌は美肌菌と呼ばれ
お肌の潤いを作ったり
バイ菌などの繁殖を防いでくれていました。
⬇️美肌菌については下の記事をどうぞ⬇️
これに続いて今日は代表的な
日和見菌(アクネ菌)
についてお話しさせていただきます‼️
お肌の上に住む
日和見菌の代表格は
アクネ菌
ニキビケア製品のCMで
ニキビの原因になる悪者
というイメージの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし彼の本当のポジションは
日和見菌。
日和見菌とは
その時その時によって
強い方についてっちゃう
長いものには巻かれろ
がポリシーの
細菌界のスネ夫的存在
善玉菌が優勢な時は
自分もいいヤツになり。
悪玉菌が優勢の時には
ちょいワルぶってみたりする。
こういうのが
日和見菌の特徴なのですが
このアクネ菌に関しては
酸素があるかないか
でも大きく変わります。
アクネ菌は元々
✅皮脂が大好き
✅酸素はあまり好きじゃない
ので、毛穴の奥の
皮脂が出てくるところの近くによく潜っています。
この時、毛穴が普通にキレイで
酸素が入ってくる状態だと
アクネ菌は美肌菌のように
✅天然の化粧水を作って
お肌をプルプルにしてくれたり
✅脂肪酸やプロピオン酸
というものを作って
お肌を弱酸性に整えてくれて
バイ菌の繁殖などを防ぎます。
引きこもってるけど
実はめっちゃいいヤツ✨
ところが。
ストレス、食生活の乱れ
ホルモンバランスの変化など
様々な原因でお肌が荒れ
毛穴がふさがってしまうと酸素が入って来なくなり。
酸素のない状態では
アクネ菌はガチギレして
大暴走してしまいます。
元々酸素が苦手でおとなしくしてたのに
入って来なくなったので
テンションが上がって
皮脂を食べまくり大増殖。
その後
一部のアクネ菌が出す成分で
お肌が炎症を起こす。
これがニキビです。
つまりニキビは
アクネ菌がいればできるのではなく。
毛穴が詰まって
アクネ菌に酸素が届かなくなったらできます。
以前はニキビ予防には
アクネ菌を殺菌すれば良い
と考えられていましたが
アクネ菌は常在菌で
健康な人になら誰にでも住んでいて。
殺しても殺しても
すぐ復活しますし
そもそも
毛穴が詰まってなければむしろ良い菌
ということもわかってきたので
最近の皮膚医学では
殺菌ではなく毛穴ケアが
ニキビ対策の常識になりつつあります。
アクネ菌は
その場に酸素があれば良いヤツ。
その場に酸素がなければ悪いヤツ。
その場に男がいればブリッコちゃん。
男がいなければ性格悪子ちゃん。
みたいな感じでしょうか。
小悪魔だと良いけど
そこまで極端だとちょっと困りますね💦
まぁ、僕は軽くダマされて
貢いじゃうタイプなんですが…
さて、次回は悪玉菌の
黄色ブドウ球菌
についてお伝えします。
この黄色ブドウ球菌。
実は健康な方の80%が持ってない菌で
研究者によっては
常在菌にカウントしないことも。
そんな菌ですが
アトピーの方にはこの菌の所有者が多い
という研究があります。
これまでに見た
✅表皮ブドウ球菌(美肌菌)
✅アクネ菌
が美肌を作ってくれる大切な仲間なら。
この黄色ブドウ球菌は
お肌をボロボロに壊す菌で
通称ブス菌。
この怖い菌についてお伝えしますー。
お楽しみに‼️