こんにちは‼️
サプリソムリエ宮下です。
今日からは予定をちょっと変更して
短期連載『骨にこだわる理由』
を先にお伝えしていきます。
成分や製品について書いている
もう1つのブログの方で
昨日経緯をお伝えしていますので
もしまだご覧になっていない方が
いらっしゃいましたら
こちらから先にご覧ください⬇️
さて、僕はもともと
母親の病気がきっかけで
サプリや栄養学の勉強を始めた人間です。
父親が早くに病気で亡くなっていて
片親で大変だったのに
看護師や大学の先生をしながら
女手一つで育ててくれた母にはすごく感謝していますし
いつまでも長生きして欲しいと願っています。
しかし、母が病気で倒れ
最初にサプリを伝えた17年前、母に
そんなもん飲みたくない‼️
と、言われました。
ブログの自己紹介等では
その時母が看護学校の先生で
医師や薬剤師が周りに多く
サプリを疑っていたから
というお話は書かせていただいているのですが
実はもう1つ理由があって。
僕が母には長生きして欲しいから
飲んで欲しいと伝えたら
長生きなんかしたくない‼️
と言い切られたんです。
息子としてこれはすごくショックでした。
でも、理由を知ると
納得できる部分もあったんです。
母は当時は看護学校の先生でしたが
その前に現役の看護師をしていました。
そして、終末医療の現場や
精神科の中でも症状がキツい方の病棟にいたりしました。
また、病気で苦しんでいた
父親の介護もしていました。
その時の細かな経験ははしょりますが
これらの経験から
ただ時間だけ長生きしても
元気じゃないと苦しいだけ
と思うようになったそうです。
だから、
(病気を抱えて)長生きしたくない
という発言が出たんですね。
でも、実際に日本は寝たきり大国です。
平均寿命と健康寿命
という言葉をご存知でしょうか?
もしご存知ない方がいらっしゃったら
この有名なカナダのCMをご覧いただければ
雰囲気は伝わると思います。
このCMでは
健康寿命は左側
平均寿命は右側
で描かれています。
健康寿命とは
介護のお世話にならず
寝たきりにならず
自立して健康に暮らせる寿命の長さ。
平均寿命はどんな状態でもいいから
ただ生きてるだけの期間の長さ。
この二つの差が長ければ長いほど
病気を抱え
介護のお世話になる時間が長い
ということになりますが。
日本はこの長さが
世界でも最悪に長く。
男女平均で約10年間
寝たきりや介護のお世話になると
国が発表しています。
しかも健康寿命が注目されて
20年近く経ちますが
全く改善していません😣
言葉が強すぎるかもしれませんが
生きているのではなく
ただ生かされているのが日本人
と言われています。
でも、この健康寿命のことは知っていても
何が寝たきりの原因かを知っている方は
少ないのではないでしょうか?
こちらが寝たきりの原因を
グラフにしたものです。
日本人の死因ではガンが一番有名ですが
確かにガンは大変な病気ですが
ある程度自立でき、
寝たきりになるリスクというのは他よりも少ないんですね。
さて。
このグラフの中で太字になっている
✅認知症
✅脳血管疾患
✅転倒骨折
✅衰弱
✅関節疾患
✅糖尿病
これらは
全て骨の老化が原因
かもしれないというと
びっくりしませんか?
でも、今、医学界では
その可能性が十分にあると考えられているんです。
実は今、科学者の中では
骨は若さの門番
として注目されています。
骨はかつて
硬くて、ただ体を支えているもの
程度の認識でしたが
ここ15年くらいの研究で
さまざまな働きがあることがわかり
医学の教科書が書きかわってる最中。
とんでもなく重要な臓器とわかってきました。
健康寿命を伸ばすためには
骨を大事にすることが最重要なんです‼️
骨が、先ほどの
要介護の原因とどのように関わるのかを見ていきます。
まず、要介護の原因第3位にあった
転倒・骨折。
これは骨が関わっていると
一番わかりやすいものですよね?
歳をとって
骨が弱ると周りの関節や筋肉も弱り
バランスを保ちにくくなって
結果転倒・骨折しやすくなります。
その骨折しやすい4大場所がこちらです。
骨が弱っていることは
骨折して初めて気づく人も多いのですが
年齢を重ねてから
骨折すると回復が遅く
そのまま寝たきりになってしまう方も多いです。
ちなみにこれらの骨折は
明らかに女性の方が多いのですが
女性は閉経後、
急激に骨量が減っていく
からです。
でも、私こけないし
骨折もしないんじゃないかなー
と自分ごとでは想像できない方も多いと思うのですが
実は先ほどの4大骨折場所を見ると
足の付け根は5人に1人
背骨は3人に1人
生涯で1度は骨折する
と日本人の研究で示されています。
背骨が骨折とか
周りで聞いたことない‼️
と思うかもしれませんが
これはわかりやすい転倒して骨折とかではなく。
時間をかけて
ゆっくりゆっくり圧迫されて
潰れていくイメージのもの。
痛みもなく
知らない間に骨折しているので
いつの間にか骨折
などと呼ばれています。
身長が2cm以上縮んだ方や
背骨が曲がっている方は
このいつの間にか骨折になっているかもしれません。
痛くないなら良いかと思うかもしれませんが
この年齢を重ねてからの背骨の骨折は
5年生存率が60%程度。
全がんの5年生存率の平均が70%程度なので
単純計算だと
がんよりも早く亡くなる可能性が高い
ということになります。
また、背骨よりは発生率が低いですが
それでも5人に1人がなる足の骨折では
他の場所の骨折よりも
寝たきりになる可能性が高く
またある研究によると
高齢になって足の付け根を骨折された場合
1年以内に亡くなる方が5人に1人
という結果も出ています。
寝たきりのリスクも高く
ある意味がんよりも恐ろしい
足の付け根や背骨の骨折。
骨を強くすることで
予防できるなら良いですね。
さて、骨折に骨が関係するのは
当たり前だと思うんですが
他の寝たきりの原因になぜ骨が関係するのでしょうか?
実は、骨は脳と同じように
ホルモンなどのメッセージ物質
というものを出して
他の臓器に指示を出して
コントロールしている
ということが21世紀に入ってからわかってきました。
骨が出すホルモンは
記憶力をアップしなさい‼️
という指示を脳に出しています。
脳が全身に指示を出しているのは
なんとなく知っていると思うのですが
逆で、
骨が脳に指示を出している
というパターンもあるんです。
このホルモンがうまく働かないと
記憶力が低下に認知症につながる可能性があります。
骨が出すメッセージ物質は
血流をスムーズにする
一酸化窒素を作ったり
血液や血管を若く保つ
抗酸化酵素の働きを強くします。
結果、骨を若く保つことは
脳血管疾患や心疾患などの予防にもつながります。
骨の出すメッセージ物質は
骨格筋を強化する
こともわかっています。
筋肉が強くなれば
転倒のリスクも減り
年齢による衰弱もしにくくなり
関節への負担も減っていきます。
骨ホルモンは膵臓にも働き
インスリンなどの血糖値をコントロールする
ホルモンの働きを良くすることで
血糖値を安定させます。
つまり
骨が若いと糖尿病にもなりにくい
ということです。
ここまで見ていただいた
骨のメッセージ物質の働き
要介護の主要な原因である
✅認知症
✅脳血管疾患
✅転倒骨折
✅衰弱
✅関節疾患
✅糖尿病
の全てに良い可能性があることは
お分かりでしょうか?
これらを足すと
要介護の原因75%以上
になります。
その予防につながるとしたら
骨に医学界が注目しているのは良くわかりますね。
さらに、要介護の
主要な要因にはなっていない
がんにも大きな関係があるのではと
今研究が進んでいます。
実は骨が健康で
メッセージ物質がきちんと出ていると
免疫細胞の数が増えることがわかってきました。
免疫が安定して働けば
当然がんにもなりにくくなります。
いかがでしたでしょうか?
骨がそんなに重要なものとは
イメージしてなかったのではないでしょうか?
骨量を維持し
骨質を良くすることは
健康寿命を伸ばすこと
元気に長生きすることに
ダイレクトにつながります。
ここまで知ってしまうと
僕自身、母には特に骨を強くして
いつまでも元気でいて欲しいと願ってしまいます。
ぜひ皆さんや周りの大事な方の
骨についても考えてみてください。
別に骨が減るなんてまだまだ先ー
という若い方のために
明日は骨と美容の関係について
お伝えいたします。
お楽しみに😊
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