こんにちは‼️
サプリソムリエ宮下です。
今日もこりずに
腸内環境に影響を与えるものシリーズ。
これまでに
✅食物繊維
をはじめ
などをあげてきましたが。
今日はそれよりもっと前の段階。
生まれる瞬間に
腸内環境が大きな影響を受けることを紹介します。
それが
✅帝王切開で生まれること
そもそも人の腸内細菌って
どのタイミングから
身体の中に入ってるのでしょうか?
実は生まれる前の赤ちゃんは
無菌状態の中で育っています。
そしていざ出産のタイミングで
お母さんの産道を通る時に
ここにいるお母さんの腸内細菌を
受け継いで生まれてきます。
人間の神秘なのですが
この出産の時産道の中に
お母さんは乳酸菌を大量に増やす
ことがわかっています。
ひとつは産道を酸性にして
悪い菌が入って来ないようにするためですが
もうひとつは自分の菌を
赤ちゃんに飲ませてあげてるからなんですね😊
赤ちゃんは両親から遺伝子だけでなく
お母さんからは腸内細菌も引き継いで
生まれてくるんです。
その後、4日ぐらい経つと
乳酸菌が作ってくれた環境と
母乳の成分の影響で
ビフィズス菌が増えてきます。
この時、ビフィズス菌の種類は
やはりほとんどの場合
お母さんと同じものになっています。
ところが。
産道を通らない
帝王切開の場合は
無菌状態からいきなり
菌の世界に放り出されることになります。
この時、お母さんの善玉菌にも
触れないことになるので
お母さんの菌を引き継げず。
病院の中にいる菌の影響を受けてしまいます。
もちろんお医者さんや助産師さんは
消毒もしていますが
それでも、どこかのタイミングで
彼らに住んでいる菌や
他の人の菌が入ってきます。
結果、帝王切開で生まれた赤ちゃんは
最初の1ヶ月はビフィズス菌があまりおらず
赤ちゃんには本来いないはずの日和見菌が増えていたり。
1ヶ月目からは
ビフィズス菌はちゃんと増えてくるんですが
母親とは別の種類のものだったりします。
(=他人のもの)
このわずか1ヶ月
ビフィズス菌がいないこと。
そして母親とは違う菌であることが
赤ちゃんの将来の健康に大きな影響を与える可能性があり
実際アレルギーや病気に
関係すると考えられています。
しかし今、様々な理由で
日本では帝王切開は増えています。
もちろん母子の健康や安全のために
絶対に必要な場合も多々あるので
帝王切開がダメ、というわけじゃありません。
しかし、
腸内環境に影響が大きいことは事実なので
今世界では様々な研究がなされています。
例えば。
無菌ガーゼを膣内に入れておいて
帝王切開での出産と同時に
赤ちゃんの顔にガーゼを被せる
これで70%程度、母親のビフィズス菌が
赤ちゃんにも移ったそうです。
また、効果は高いけど
衝撃的なのが
お母さんのうんちを食べさせる
フィンランドの研究ですが
帝王切開の決まっているお母さんで
病原菌を持っていないことをちゃんと調べた上で
生後2週間目に
3.5mgのうんちを母乳に混ぜて
赤ちゃんに飲ませえると
なんと経膣分娩(普通の出産)の赤ちゃんと
ほぼ同じ状態になったそうです。
実は親が子に
うんちを食べさせるというのは
動物の世界ではよくあることで
今人間にも応用が効くのではと
帝王切開以外でも研究されていることなのですが
知らない人から見たら
ちょっとびっくりするお話ですよね。
というわけで今日は
帝王切開と腸内環境のお話でした。
次回もお楽しみに😊
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