あなたの体内に危険な菌が入った時に何が起こっているのか？

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こんにちは‼️
サプリソムリエ宮下です。

今日も腸内環境のお話。

突然ですが皆さん。

ご自宅に自分がいるときに、
泥棒が入ってきたらどうしますか？

✅自分で戦う
✅警察にすぐ通報

パッと思いつくのは
この２つの対応法かなと思うのですが

個人的には、追い詰められた
犯人は何をするかわからないので
人間の場合はまず安全第一で
すぐ通報が良いかなと思います。

でも、この動き。

実は腸内細菌達も
同じことをしてるのを
ご存知でしょうか？

腸内には
善玉菌・悪玉菌・日和見菌
などがいて

腸内フローラというのを形成して
日々陣取り合戦をしていると
以前お伝えしました。

この善玉菌、悪玉菌、日和見菌は
普段はお互い戦っているように見えますが

人間の体を彼らの家と考えると
仲良くケンカしてる家族のような関係。

それぞれの人の
お腹の中に住む菌の種類は

その人が３歳になるまでに大体決まり
それから後は、食べ物を変えても

量が増えたり減ったりはしますが
種類はほぼ変わらないとされています。

⬆️３歳以降、腸内の菌の種類は変わらなくなる

すごく居心地の良い家を見つけた家族は
ずっとそこに住み続けるのと一緒ですね😊

で、ここにもし泥棒のように
他の菌が入ってきたらどうなるか？

元々そこに住んでいた常在菌は、
新しく来た菌を殺したり
全力で追い払ったりします。

実はこの理屈から言うと

生きてる菌が腸まで届く〜❤️

みたいなサプリは

腸まで届いた後殺されて
うんこと一緒に出されてたりする
可能性大なんです💦

このお話はまた後日。

さらに自分で倒せないほどの有害菌が
体内に入ってくることもあります。

例えば病原性大腸菌という極悪菌が入ってきたとします。

こいつは人間に例えると
泥棒というよりも
武器を持った強盗。

この恐ろしい病原性大腸菌も
エサがたっぷりある
居心地の良い体内で増えたい。

けど、先に住んでる菌の方が
定着するルールがあるので
先住民がいると住めない。

なので先住民を追い出すために
腸の細胞の中に入り込み
炎症を起こして腸にダメージを与え
下痢を起こして

最初っから住んでた常在菌を
外に流し出そうとします😱

これが病原菌が入って
下痢が起きる仕組みの１つ。

そうなったら大変。
自分の家が乗っ取られちゃう💦

そこで常在菌は
警察である免疫細胞に連絡し
後から来た害のある菌をやっつけてもらいます。

つまり腸の免疫細胞は
人間を守るために働いているというよりも

元から住んでいる常在菌を
守るために働かさせれている

という見方もできるんです。

免疫細胞はその70%が
腸に集中していますが。

昨日お伝えしたように
腸が身体の入り口だから、
というのも１つの考え方ですが

腸内常在菌を守るために
近くにたくさんある

という見方もできると
実際に学会では議論されています。

これ、どっちの考え方が
正しいのかは
結論が出ていませんが

腸内環境を良くし
常在菌のバランスを良くすれば

結果的に免疫細胞が正しく働いて
外から来る極悪細菌やウイルスに強くなるので

人間も常在菌もみんなハッピー✨

という仕組みです。

ちなみに近年
生きてる菌が腸まで届く、ではなく

実は死んでる菌の方が
免疫活性に良い

という研究が増えてきていますが。

これは死んでいる菌の細胞壁が
上に出てきた警察（免疫細胞）を呼ぶための信号のような働きをしているため。

生きてる菌を入れて
それが腸で殺されると
結局同じ細胞壁は手に入るんですが

それなら最初から死んでる菌を使う方が
単純に量がたくさん使えて
免疫活性度が高くなるから良い

ということなんですね。

このあたりもまた今後出てくると思います。

お楽しみに😊

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