こんにちは‼️
サプリソムリエ宮下です。
今日で3日間の
日本抗加齢医学会総会が終わりました。
ここで学んだことは
自分の中にしっかり落とし込んでから
このブログやYouTubeで
ご紹介していきたいと思うのですが
今日は2日目に出た話題の中で
特に面白いなと思ったものを
1つご紹介させていただきます。
その内容は
帝王切開で生まれた子供の
腸内環境を整えるベストな方法は
母乳にうんこを混ぜて飲ませること‼️
は?
日本人の感覚で言うと
何言ってんだ‼️
汚い‼️
赤ちゃんがかわいそう‼️
って感じですよね?
でもこれ、
実際に人間での研究が進み
データが出ているものになるんです。
まず、大前提として
知っておくべき知識が
いくつかあるのですが
現在、
人間の健康にとって重要なのは
腸内細菌の多様性
(種類がたくさんいるか)
ということがわかってきました。
そして、人間は出産時に
母親から腸内細菌をもらいます。
これは膣を通って
出てくるときに
その産道の中の菌か
もしくは出産後に触れる母親の大便から
受け取ると考えられています。
が、帝王切開をする場合
産道を通らずに出てくることになり
母親の菌に触れずに出てしまい
赤ちゃんを取り上げてくれた
✅産婦人科医
✅看護師
✅助産師
✅抱き上げた父親
✅その病院にいた別の菌
など他人の菌の影響を受けたり
腸内細菌でない菌の影響を受けるとされています。
こうなった場合
赤ちゃんの菌の多様性がなくなる
こともわかっています。
そして。
人の腸内細菌は3歳までに
何に触れたかで決まるとされていて。
例えば国や食べ物が違っても
定着した腸内細菌の種類は
後からでは変わらないとされていたり⬇️
日本人の平均をとってみても
3歳まではどんな菌に触れたかで
腸内細菌の種類は変化するが
大人になって以降はほとんど変わらないとされています⬇️
近年こういうことが
次々にわかってきていますが。
この「3歳までにどんな菌に触れるか」
の、最も重要なものが
出産時に触れる母親の菌
とされていて。
これがあるとないとでは
その赤ちゃんの生涯の健康に
大きな影響を与える
ことが知られていました。
お母さんの菌に触れない
帝王切開で生まれた赤ちゃんは
自然分娩と比べて
✅炎症性腸疾患
✅リウマチ
✅1型糖尿病
などを発症しやすいことがわかっています。
そういう前提があって
例えば帝王切開の赤ちゃんに
ビフィズス菌を与えるとか
様々な研究がされていたのですが
なんとシンプルに
赤ちゃんに母親のうんちを食べさせるのが一番良い
という研究が昨年海外で発表され
これが
普通に自然分娩で出産したのと
変わらないくらいの良い結果
につながったというトピックが紹介されました。
日本では清潔かどうか
が重要視されますが
現在海外ではもっと先を見て
この赤ちゃんの将来の健康がどうなるか?
にフォーカスされています。
特に北欧圏だとその発想が強いように感じます。
その発想から最適な方法を探して
今回の研究結果になりました。
実は他の動物では
母親の糞を赤ちゃんが食べる
というのはよく見られる行動で
これはやっぱり
細菌を取り込むためだと考えられています。
現時点では素人が
テキトーに真似すべき内容ではないですが
もしかしたら将来
帝王切開の赤ちゃん用のサプリとして
お母さんのうんちが処方される時代がくるかもしれませんね😊
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