こんにちは‼️
子供の頃からとにかく便秘&太りやすかった
アンチエイジングP宮下です。
世界最先端のSNS
ツイッターを始めてみました。
紹介の仕方がわかりませんが
『サプリソムリエ』宮下和久
で登録しています。
下の画像をクリックしても
見れるようになると思います。多分💦
もし良かったら
フォローお願いします🙏🏻
さて、今日も
腸内環境に影響があるものについて。
突然ですが、僕の母は
定年退職まで看護一筋の人で。
医療系大学の講師や
看護学校の先生になったり
もちろん看護師として現場にも出ていました。
なので僕の学生時代
コンパで看護師さんや看護学生さんが来ると
白衣の天使やー❤️
ってみんな興奮してたのですが。
僕だけ
おかんの教え子じゃなかろうか?
とビクビクしていました💦
そんな母に育てられた僕。
子供の頃は体が弱く
物心ついた頃にはよく病院にいました。
特に喘息・アトピーが酷かったです。
僕の世代でアトピーがひどい子供は
まだ少なかったので
よく珍しいものを見るような目で
見られていました。
そんな35年前。
まだ小学校に入るかどうかの僕が
最初に覚えた四字熟語が
抗生物質。
こーせーぶっしつ
僕が病気になると
母が優しい顔で持ってくる粉薬。
当時の僕には良いイメージしかかなったものです。
皆さん抗生物質ってご存知ですか?
名前の通り
微生物に抗う(あらがう)物質。
イマドキの言葉に直すと
細菌絶対殺すマン
1928年、世界最初の抗生物質
ペニシリンが発見されて以来。
世界中で細菌による
怖い病気が治せるようになって
医療界に革命を起こしました。
20世紀で最も偉大な発見
奇跡の薬
などと呼ばれる素晴らしいものです。
その効果はすごく
うちの母も
すきあらば抗生物質
とばかり。僕が風邪をひいても
体調を崩しても抗生物質をくれていました。
だいぶヤク漬けになりました。
なんですが。
そこから40年近く経ち
今抗生物質の評価が
大きく変わってきています。
『風邪に抗生物質は不要』
風邪に抗生物質を
『使わない』病院に報酬
今までと真逆の評価。
別に抗生物質が足りないとかではありません。
まず、風邪ってほとんどが
ウイルスが原因の病気。
細かな説明は省きますが
ウイルスと細菌は別物ですし
そもそもウイルスは生物じゃない
って知ってましたか?
当然
細菌絶対殺すマンな抗生物質は
ウイルスには効きません。
もちろん、インフルエンザや
新型コロナにも効きません。
だけど、これまで風邪などにも
めちゃくちゃ抗生物質が出されていた。
実際に今も出してる病院もある。
なので、出さなかったらお金あげる
ということでまずお医者さんに理解してもらう。
そういう活動が3年ほど前から始まりました。
また、抗生物質には今
もっと大きな問題があります。
それが
耐性菌
が生まれてしまうこと。
抗生物質を使い過ぎてしまい。
細菌の方がそれに勝つように進化して
抗生物質に耐える能力を
手に入れてしまいました。
殺されかけると強くなる。
ノリ的には
サイヤ人と同じです。
実は現在
最強の抗生物質が効かない
最強の耐性菌がすでに生まれています。
この菌が広まってしまうと
現在の医学・科学ではお手上げ。
実際その菌も含めて
日本で耐性菌が原因とされる
死者も多く出ています。
あくまで推計ですが
年計算で考えると
新型コロナと同じくらいの死亡者数なんですね。。
(新型コロナは2年弱で16,000人)
これ以上、そういう
バケモノ菌を生み出さないように
必要のない抗生物質は使わない
ということが大事なんですね。
さて。
なんでいきなり
抗生物質の話だったかというと。
抗生物質は腸内細菌も殺す
から。
最初にお見せした図にも
左下にこっそりいますね、抗生物質。
病気になって抗生物質をもらうと
同時にビオフェルミンなどの
乳酸菌のお薬ももらうと思うのですが
あれは腸内細菌が死んじゃうので
そのフォローのためなんですね。
で、前回書いた
腸内環境が悪くなると太る
これは不必要に
抗生物質を飲み過ぎても起こります。
細菌絶対殺すマンは
相手が善玉菌とか悪玉菌とか考えていません。
絶対殺すんですから。
例えばこんな研究があります。
アメリカで
肥満率と抗生物質の使用量を
州ごとに図にして比較してみると…
見事にリンクしてますね😣
もっとストレートな研究もあります。
人間は3歳までに
腸内細菌の種類がある程度決まるのですが
(これについてはまた別の機会で書きます)
生まれて6ヶ月以内に
マクロライド系という
抗生物質を投与された子供は
2〜7歳になった時に
肥満と喘息のリスクが高い
ということも分かってきました。
抗生物質は太る薬
なんです。
それを逆手にとってやってるのが
お肉用の家畜のエサ
腸内環境が悪くなると太る
↓
太るとお肉が大きくなる
↓
高く売れる
ということで、成長促進剤という名目で
抗生物質は多くの家畜に与えられています。
このことは20年近く前に
すでに問題になっていて。
当時EUなどではすでに禁止されていましたが
日本やアメリカでは問題なし。
そこから15年経った2018年
鶏にも抗生物質の使い過ぎで
国内外の鶏の半数から
耐性菌が出てきています。
抗生物質。
適切に使えば奇跡の薬。
それで命を救われる人もたくさんいます。
決して抗生物質が悪いわけではありません。
しかし乱用すると
✅太るわ
✅腸内環境荒れるわ
✅免疫弱るわ
✅耐性菌生まれるわ
で大変。
実は近年の研究で
健康な人の場合
腸内環境は食事の影響よりも
薬の影響の方が大きい
ということも分かってきました。
前回軽く載せていた下の図。
食生活や遺伝子では似ているはずの
中国人と日本人より
アメリカ人と中国人の方が明らかに似ていて。
日本人はなぜか
全然食生活も遺伝的な背景も違うはずの
オーストリアの方と似ている。
これを細かく分類すると
さらに3つのグループに分けて見ることができます。
Aグループ(マラウィ、ベネズエラ、ペルー)
は抗生物質をあまり使わない国々。
この場合、食生活の影響が大きく出てくるようです。
Bグループ(アメリカ、中国、デンマーク、スペイン、ロシア)
は抗生物質を多く使う国々。
この中で特にアメリカと中国は
アホほど抗生物質を使うのですが
そのせいで腸内環境がそっくりになってるのではと考えらています。
これらの国では食生活よりも
薬の影響の方が大きいとされています。
Cグループ(スウェーデン、フランス、オーストリア、日本)
はちょうどその中間。
薬の影響と、食生活の影響
両方を受ける環境にあるのではと考えられています。
せっかく腸内環境を整えても
不必要に抗生物質を飲むと台無しになる。
僕が子供の頃
抗生物質は万能の、奇跡の薬とされていました。
なので、当時母がたくさん飲ませてくれたことは
当然だと思いますし、愛情に感謝しています。
しかし現在は状況が変わっています。
このことは
知っておいて損はない知識だと思います。